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書き納め2014
皆さんこんにちは。



パリもすっかり冬になり、そこらじゅうの家の窓からはたくさんの飾りのついたクリスマスツリーが覗かせるようになりました。


フランス国民のクリスマスへの関心度はヨーロッパEU諸国の中では下から数えた方が早いらしいですが、、。


それはさておき、日本は今大雪で大変なようですね。


11月半ばに東北の両親の実家(弘前)に行った際、山間部では既に20cm以上の積雪でしたから、こりゃ毎日雪かき大変だなあと。


僕も小学生の頃、父親に叩き起こされて向かったのは自家用車の止めてある、向かいの駐車場(マンションに住んでいました)。朝5時から、車のタイヤに付いて動かなくしている氷をシャベルとつるはしで引っ掻いて取る作業。



今思えば、なんて面倒臭い作業を、と思うのですが、あの頃は無心で何でもこなしていたんですね。見つけて、これ面白い!と思ったことは何でもやる。



中学1年生の時、誕生日プレゼント何が欲しいと聞かれ、"ショスタコーヴィチの交響曲全集のCDが欲しい" …


家に帰ってから、蓋を恐る恐る開けて、わあショスタコーヴィチだと叫び(笑)、解説書を手にするも全てロシア語表記……


そうだ、ロシア語を勉強しよう!辞書を引きながら、好奇心はどんどん高まっていき、ついに、全曲を聴いてしまった、、、。


ショスタコーヴィチが19歳の時に卒業論文代わりに書いた交響曲第1番はその初々しさが素晴らしい。一生懸命メロディを花開かせようとしている姿が眼に浮かぶ。


そして、交響曲第15番。皮肉を込めて演奏されるパロディ、最終楽章では作曲家を乗せた夜行列車は、どこか幻の国へと彼を連れ去っていってしまう、、。何というはかなさ、何という美しさ……


……当時はまだ、ひとつひとつの作品に対する姿勢、いわゆる理解、感情の表出、というよりは新しい音を経験することがとても新鮮で、それでショスタコーヴィチを聴いていたのだと思います。


当時は人間同士の争いが、人類の将来にとって何も生み出さないということが、1つも分からなかった、、。



と、長々と回想録を書いてしまいましたが、本題に戻りましょう。




1月のコンサートの宣伝をさせてください。


今回は2つの思い出深いオーケストラと一緒に演奏をさせて頂きます。
HBCジュニアオーケストラと、群馬交響楽団です。


HBCジュニアオーケストラは、僕が小学3年生から3年間在籍したオーケストラです。オーケストラ作品への興味、音楽することの喜びは、ここが出発地点でした。念願のショスタコーヴィチの交響曲第5番ではソロコンサートマスターとして、ステージに上がらせていただきます。


【日時】2015年1月11日(日) 開場 14:00/開演 15:00
【会場】札幌コンサートホールKitara大ホール

【出演】
●指揮:阿部 博光
●ヴァイオリン:成田 達輝 *(HBCジュニアオーケストラOB)
●管弦楽:HBCジュニアオーケストラ創立50周年記念管弦楽団

【プログラム】
●ロッシ―二 作曲 歌劇「ウィリアム・テル」序曲
●サン・サーンス 作曲 序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28 *
●ラヴェル 作曲 ボレロ
●ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第5番 ニ短調 作品47 *



僕をフランスへと導いてくださった素晴らしい恩師達に出会ったのも、僕が群馬県前橋市に中学1年生の時に移り住んでからです。


前橋市の自宅から、恩師、藤原浜雄先生の自宅まで、毎週末に電車で通った中学生時代。メシアンの交響曲、ショスタコーヴィチの交響曲に惹かれたのもこの時でした。


群馬交響楽団とは、中・高校生のための芸術鑑賞会で、シベリウスの協奏曲を5回連続で(!)弾かせていただいたことは記憶に新しく、演奏家としてのメンタルを問われる、非常にスポーティーな演奏会で、色々勉強になりました。


2013年の1月にも、定期演奏会にソリストとして呼んでいただける事がありましたが、自分の楽器に不満が多くあり、それを補えずにいる自分との葛藤が多くあったのを覚えています。


しかし来年の演奏会では、それは払拭されることでしょう。今年の8月に、あるカナダ人の方との素晴らしい出会いをきっかけに、僕の音楽人生はまた大きく一歩を踏み出しました。きっと神様がくれた大きなチャンスだと思って、一生懸命毎日音楽に打ち込んでいます。


ブラームスのヴァイオリン協奏曲はヴァイオリニストにとってあらゆる面で難関だと思います。ヴァイオリンパートを見てみると、楽に弾けるパッセージは皆無で、オーケストラとの対峙は一歩もその緊張の緩和を許さず、いかにブラームスは純粋な音楽を創造し体現したかが分かります。



以前、Facebookの記事で、こんな事を書きました。


パリの弓職人のアラン(Alain)と僕とは心で繋がっている。心だけではなく、上(cosmique)でも繋がっている。彼は僕を先生(Maître)と呼ぶ。僕はヴァイオリンを先生(Professeur)と呼ぶ。

彼の張る弓の毛には、意図(L'intention)がいっぱい込められている。だから、とてもパーソナルだし、決して大量生産できるものでは無い。

音楽家(Musiciens)は弓を横に引っ張ってこすったり、鍵盤を叩いたり、管に吐息を入れてみたり。そこにそれぞれの意図をいっぱいに込めて、知らない間に作曲家との宇宙レベルの交信をしている。作曲家と高次元で会話できること、それが真の音楽家であるということ、それが本来の演奏(Interpretation)する意義なのだと僕は思う。

原点に帰った1日でした。



1/17の演奏会では、ブラームスが演奏会の会場まで降りてきて下さるような、そんな演奏が出来ればいいな思います。演奏会の内容は以下です。



[第52回まえばし市民名曲コンサート]

2014年1月17日[土] 18:30開演(18:00開場)前橋市民文化会館 大ホール

指揮:湯浅卓雄 ヴァイオリン:成田達輝

メンデルスゾーン/ 序曲《リュイ・ブラース》作品95

ブラームス/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

メンデルスゾーン/ 交響曲 第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」



【全席指定】
S席:3,000円 A席:2,000円 B席:1,000円

※賛助会対象公演 チケット・賛助会のお申込みは 群響事務局 TEL 027-322-4316



それではお楽しみに! そして良いクリスマスと、良いお年をお迎えください!
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